R.I.P.
英語のスラングripの意味や使い方を知っていますか?ripは、もともと「R.I.P.」というお悔やみ言葉の略語ですが、近年はさまざまな場面で使われるようになりました。この記事では、ripの意味や使い方を紹介します。
ripの基本的な意味
ripは、「R.I.P.」というフレーズの頭文字を取った略語です。「R.I.P.」は、「rest in peace」という英語表現から来ており、「安らかに眠れ」「ご冥福をお祈りします」という意味になります12。ラテン語では、「requiescat in pace」と言います。
例えば、亡くなった人やペットに対して「R.I.P.」と書くことがあります。また、海外の有名人やセレブが亡くなった時にも、「R.I.P.」という言葉が多く見られます。
ripのスラングとしての意味
近年は、「R.I.P.」ではなく、ピリオドを省略し、大文字で「RIP」と表記することが多くなっています。また、スラングとしても使われるようになりました。その場合、「RIP」という言葉には以下のようなニュアンスがあります。
大切なものを失ったり壊したりした時
自分や他人が大切だったものを失ったり壊したりした時に、「RIP」と言って悲しみや後悔を表現することがあります。
- RIP to my phone. I dropped it and it cracked. (携帯おわった、、落として割っれた)
- RIP to your laptop. That must have been expensive.(壊れて残念だ、高かっただろう)
下記はロシアのナワリヌイさんが亡くなったニュースの後にX(旧Twitter)に投稿されていたものです。追悼を捧げる意味のRIPが使われていますね。
亡くなっていない人に対しての皮肉や悪口
亡くなっていない人に向かって、「RIP」と言って皮肉や悪口を含んだ強いメッセージを送ることもあります。例えば次のような使い方です。
- RIP to you! You just failed the exam. (どんまい!試験落ちたな)
- RIP to him! He just got dumped by his girlfriend. (あいつどんまいだな!彼女に振られちゃったのか)
ハロウィーンでのジョーク
- RIP to my diet. I ate too much candy. (私のダイエット終わった・・キャンディー食べすぎた)
ripの使い方の注意点
「RIP」は、スラングとしても使われるようになりましたが、その場合でも、本来の意味を忘れないようにしましょう。亡くなった人やその家族に対して、「RIP」と言うのは不適切で失礼にあたります。また、相手が「RIP」という言葉を面白く思わないかもしれませんので、親しい間柄でなければ使わないほうが無難です。
まとめ
英語のスラングripは、「R.I.P.」というお悔やみ言葉の略語ですが、近年はさまざまな場面で使われるようになりました。大切なものを失ったり壊したりした時や亡くなっていない人に対して皮肉や悪口を言ったりする時に使われます。また、ハロウィーンではジョークとしても使われます。しかし、「RIP」という言葉は本来敬意を表すものですので、使う際には注意が必要です。