英語の「chill」「chill out」「chilly」には、複数の意味と使い方があります。
これらの言葉は日常会話で頻繁に使われ、海外ドラマや映画でも良く聞きます。
特に若者の間で人気があります。日本でも最近はチルという言葉が定着してきましたね。
それでは、用語の意味と使い方を詳しく見ていきましょう!
chill(動詞・名詞)
意味: 「chill」は元々、冷たさや肌寒さなど、冷えを意味する動詞or名詞です。
例えば、「食品を冷やす」「寒気がする」といった感覚を表現する際に使われます。
冷凍庫や冷凍食品を「チルド」と言うのを聞いたことがある方も多いはずです。
I chilled the soup before serving it.(提供前にスープを冷やした)
I feel chills and I have a headache.(寒気がして頭痛がする)
寒気や悪寒の表現: 名詞として「寒気」「悪寒」を意味することがあります。身体的な不調や恐怖感を表現する際に使用されることがあります。
chill(スラング)
スラングとしての意味: 「chill」はスラングとしても使われ、「リラックスする」「くつろぐ」という意味を持ちます。
この意味では、特に北米の若者によく使われます。日本でもチルミュージック、チル音楽など落ち着く曲をこのように表現することが増えてきています。
I like to chill at home on the weekends.(週末は家でくつろぐのが好き)
chill out
意味: 「chill out」は「落ち着く」「リラックスする」などの意味を持ちます。
また、怒っている人に対して「落ち着け」と言う際にも使われます。
Hey, chill out! He didn’t mean to break your phone.(落ち着けよ、彼はお前の電話を壊すつもりじゃなかったんだ)
chilly(形容詞)
意味: 「chilly」は「肌寒い」「ひんやりする」という意味の形容詞です。気温や天候に関して使われることが多いです。
It’s chilly today, isn’t it?(今日は肌寒いね)
その他の表現
take a chill pill: 直訳すると「落ち着くための薬」という意味で、「落ち着け」というニュアンスを持ちます。やや皮肉めいた表現で使われることがあります。
chillax: 「chill」と「relax」を合わせたスラングで、「リラックスする」や「のんびりする」という意味。これも若者の間では定番になっているスラングです。
spine-chilling / chill runs down one’s spine: 「背筋が凍るような」という意味で、恐ろしさやゾッとする感覚を表現する際に使われます。
注意点と使い分け
「chill」はカジュアルな表現であり、仕事場やフォーマルな場面では適していないことがあります。
また、「chill out」と「relax」の使い分けは、chill outがよりアクティブなリラックス感を表すのに対し、relaxは休憩・休息や体を休める意味合いが強いです。
フォーマルな場面では「calm down」などの表現が適していますね。
日本での使用
日本では「チル」というカタカナ英語が若者によく使われ、リラックスしたり、気楽に過ごしたりする意味で使われています。
「チルな音楽」「チルなバー」などでよく使われます。
また、ゲームなどでも「チル!チル!」と声掛けをして、落ち着かせるシーンもよく見かけます。
この記事では「chill」「chill out」「chilly」の意味や使い方、スラングの意味について解説しました。
とても流行っているワードでもあるので、覚えておくとコミニケーションの際に便利ですね。